外国人技能実習制度を潰せば外国人労働者が働けるのか?

こちらの記事を見ました。

改正出入国管理法が12月8日に参院本会議で可決し、成立した。来年4月から、「特定技能1号」と「特定技能2号」の在留資格を新設するとともに、出入国在留管理庁を設ける内容である。筆者は、技能実習生や留学生に単純労働を依存している現状に比べれば、新たな在留資格を設け、労働者として受け入れるという方向性に、基本的に賛成である。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181230-00027173-president-soci

寝言と理想論ばかりが書かれておりますが、同意できる部分もいくつかありました。
見出しの「海外人材を増やすなら技能実習は廃止せよ」は、記事にあるようにアメリカ国務省から人身売買と批判されているし、国際貢献という建前からかけ離れた現実、受け入れ企業の実習生に対する人権侵害、労働関連法を遵守していないなど様々な問題点を抱えているためまずは廃止する。

廃止してからガラガラポンで特定技能で仕切り直すということでしょう。

技能実習制度を徐々に縮小からの廃止は自然な流れであり、特定技能がない前提であれば賛成ではありましたが、特定技能に変わったところで労働関連法を守らない企業、人権侵害をする企業は減りません。

むしろ、技能実習生を雇用するよりも書類手続きが簡単で、監理団体から監理もされず、業種の制限はあるものの細かい職種の制限がないようですから、実習生よりも特定技能外国人を選択する企業が増えてくるでしょう。そうなれば、技能実習生を強引に廃止しようがしまいが、自然に実習制度がやせ細っていくことは間違いありません。

特定技能が制度として運用されていくのかわかりませんが、法律を見る限り技能実習法をそのまま流用している部分が多く、結局技能実習生と同じような問題が頻発するでしょう。業種が14といえども、技能実習生受け入れ職種の数を上回ること間違いなく、受入企業が増えればそれだけトラブルや不正行為が起こりやすく、今の実習制度のように「特定技能は不正の温床!」となるに違いありません。

来年度施行の新在留資格…廃止できないなら制限を厳しく!
外国人労働者(移民)の新在留資格に関する法務省の方針が出ました。まずはこの記事全部を載っけます。 <新在留資格>送還拒否の一部の国を除外 法務省方針 毎日新聞 10/10(水) 6:30配信 政府が来春の導入を目指す外国人労働者受け入れ拡大...

技能実習制度を潰してしまえば万事OKという世論は絶対に危険です。

自分が制度に関わる人間で損をするからというわけではなく、人権屋などの左翼連中や右派から攻撃されている実習制度をスケープ・ゴートにして「特定技能にすれば外国人の受け入れがまっとうにできるのでは?」というイメージを与えてしまうし、人権屋連中は特定技能の外国人に対して日本語教育、生活支援、人権保護を徹底的に行っていくのであれば大賛成するでしょう。

民間ブローカーの排除も提言しておりますが、低コストで国が行っていくハローワークはいいでしょうけど、外国人向けの前に日本人向けのハローワークを充実すべきであり、不良企業、虚偽広告をする企業を徹底的に取り締まってほしいものです。

  • 少子高齢化で日本が危ない。
  • 外国人との多文化共生。

この二点を本当に信じているのか、このような主張をしないと飯の食い上げになってしまう大学教授様だから信じているふりをしているのかわかりませんが、はっきり言って幻想と寝言です。

高齢化は悪いことではありません。介護保険などで叩かれがちですが、彼らも消費しますし、何よりも高齢化であることは日本の医療が高度であり、水、空気がきれいであること、治安の良いことの証左でもあります。

少子化は日本人イジメの政策が大元凶

少子化については日本政府にも問題があります。
賃金を上昇させないような法律(消費増税、外国人労働者の雇用、非正規雇用の拡大政策)によって生活が苦しくなっています。日本人の大学生は奨学金とは名ばかりの借金を背負わせて学費を全額支払っているのに対し、China人を中心とする外国人留学生には学費を全額負担。更に月額の手当を与えており、明らかな日本人差別です。

さらに国やメディアは専業主婦悪玉論を打っています。まるで専業主婦が悪いものであるかのように、働く女性は素晴らしい。泣き叫ぶ0~3歳の幼児を託児所に預けて働くのが良いことである。子供がいるせいで女性が働けないのはかわいそう。待機児童のせいでどーのこーのと言っておりますが、待機しているのは子供ではなく、女性の方です。せめて3歳までは母親が面倒見るべきですし、そもそも今の母親が小さい頃、彼女たちの母親が面倒見てきたのではないのですか?

男女ともに賃金が少なくなり、共働きしなければ生活が立ち行かない現実を見ずに「男女共同参画」「女性の自己実現」などと叫ぶ政府、マスコミは少子化の確信犯でしょう。

こんな状況で日本人に子供をたくさん産めと言ったって・・・。方や貧しい国から来た移民たちは子供をたくさん産みます。自民党や反日メディアは雑婚化を推奨して、国体を破壊することに嬉々としている状況ですからね。

多文化共生を成功させた国はない

外国人との多文化共生を成功させている国はどこもありません。アメリカでは人種やLGBTなどで国民同士が分断しており、少数者を過保護するあまり多数派に犠牲を強いる形で少数者の権利を増長させています。ヨーロッパにおいても難民移民を受け入れすぎた結果ドイツを始め、テロの発生、治安が劇的に悪化など様々な問題が起こっています。

共生なんて無理なんですよ。
日本は古代から大陸や半島から来た人間がどうかしていきましたが、今の日本にその力はなく制度として外国人を大量に受け入れてしまったら国体がガラリと変わってしまういます。

多文化共生は他文化強制。どこの国においても成功例がないものです。

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