【Front Japan 桜】の有本香さんが外国人労働者についてご意見を述べられておりました。
いつも応援している有本香さん。今日もキレッキレで外国人労働者受け入れ政策を批判しておりました。普段、虎ノ門ニュースや保守系の番組を毎日見ている人は驚かないと思いますが…私は驚きました。
自民党内のバリバリの保守議員ですら、今回の「特定技能１号」「特定技能２号」に反対していない輩がいるとのこと。
元NHKのバリバリの保守和田政宗氏です。彼なんぞは真っ向から反対しなければならないのに、利権があるのか、選挙区で彼を支持している層が外国人労働者を歓迎しているのか…。
まともに反対しているのは利権がないと言われている青山繁晴議員くらいか。
有本さんのご意見をざっと並べてみます。
- 実習制度を残して特定技能まで新設するのはおかしい。
- 岸田政調会長などは「外国人労働者受け入れについて具体的な対応をろくすっぽ考えていない」入管法を改正すると言っているだけで、中身が全く決まっていない。
- 技能実習生を特定技能にスライドさせるのはおかしい。国際貢献という欺瞞を認めた。
- 人手不足。１４分野とは「人手不足！」と声を上げてきた業界。手を上げれば受け入れるのか。
- 技能の試験分野をどうするのか。
- 「走りながら考えて修正すればよい」考える輩がいる。これを言っていたのはケント・ギルバートだったと思います。
- 与党も野党も賛成の外国人労働者受け入れ。
- 大手新聞、メディアは全て外国人労働者受け入れに対して賛成。
- 日本は、来日間もない外国人が国民保険、生活保護が得られる。高度医療まで受けられる。
- 単純労働をする外国人移民は国民健康保険に加入しても滞納するのみ。自治体も追跡して納付させることができるのか？
- 群馬県の街（多分太田市じゃないかなあ…）。人口の１８％が外国人。生活保護受給者の４分の１が外国人。
- 本当に人手不足なのか。日本は質がよく、サービスも良い、そして安い。日本人全体がデフレに慣れてしまっている。相応な対価を得るべき。
- 政治家、メディアも頼みにならない。正常な世論を喚起していくしかない。
そのとおりです。
そもそも技能実習制度って日本で修得した技術を母国に持ち帰って、母国の産業の発展に貢献する…ってのが本来の目的です。
だから、旧制度では帰国後最低１年間は出国できなかったのです（中長期滞在。留学、就労等）。
それなのに技能実習生を終えたら、そのまま「特定技能」になる。全くおかしな話ですよね。
特定技能で入れる前に技能実習制度を潰せ？
一つ心配なのが「特定技能」を入れるのであれば「まずは外国人技能実習制度をなくせ」という世論が巻き起こることです。決して「自分が職を失うから」などということではありません。
外国人技能実習制度は問題こそ多いものの、
- 曲がりなりにも「実習生法」があり、罰則がある。取り締まる機関も存在する。
- 外国の送り出し機関があり、技能実習生の選抜、家庭調査等を行い問題のない人物、あるいは問題を起こしにくい人物を送り出している。
- 日常の巡回、監査を行う監理団体があり、実習生のトラブルや企業の不正行為について目を光らせている。
確かに不良企業の悪行がメディアを騒がせておりますが、この法律があり、監理団体、派遣機関が存在するためこの程度で済んでいるとも言えるのです。
しかし、特定技能は「登録機関」なるものがあるだけで、この機関の役割を見るとNPOの国際交流団体やボランティア団体とほぼ同じような中身です。この程度で外国人トラブルに対応できるわけがありません。はっきり言ってお遊びのような内容です。
来年４月施行予定にも関わらず、骨粗鬆症にでも罹ったような骨子案程度しかなく、法律が全くできておりません。
廃止して然るべきですが、闇雲に反対するだけでは意味がありません。具体的にどう動くかは水間政憲先生のブログを御覧ください。
- 特定技能を廃止する。
- 技能実習制度の受け入れ職種を縮小させていく。縮小して最後には廃止にする。
- 不良企業、銭ゲバブローカー、悪徳監理団体、悪徳派遣機関の排除を徹底的に行う。
- 罰則を更に厳しいものとする。
有本さんがおっしゃる通り、政府も役人もメディアも…どいつもこいつも外国人労働者受け入れに賛成です。国民の力だけが頼みです。国民１億総反対で戦うしかありません。
