外国人実習生受け入れを赤裸々にっ!

外国人技能実習生の受入れで起こったトラブル、選抜方法、失踪、どんな監理をすればよいのか…すべて書きますっ!

実習生の選抜

外国人技能実習生の面接試験で最低限確認すべき項目7点

2015/10/29

 

前回、技能実習生選抜の際の筆記試験や実技試験、実施前の段取りについて書きました。

実習生選抜のミスマッチをなくせっ!まともな派遣機関を選び募集条件を明確に。筆記試験もやりましょう

今回は面接と合格者に対する注意事項等について書いてみます。

面接方法は基本的に個別面接です。
手っ取り早くグループ面接で処理しようとしたことがありますが、何度も呼び出したり結局は個人面談になってしまい、思うように時間が短縮できず返って時間がかかってしまいました。今ではすべての企業で個人面談にて選抜を行っています。

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面接での必要最低限の質問事項

  1. 日本へ実習に行くことに関して、家族の同意があるか
  2. 日本でいくら稼ぎたいか。希望する手取りの月収。3年間での貯金額
  3. 集団生活の経験があるか
  4. 料理を作れるか
  5. 家族関係は良好か
  6. 変な借金を背負っていないか
  7. 戸籍謄本、最終学歴の証明書

1.家族の同意

候補者の中には家族の同意を得ずに参加している者が極稀にいます。
監理団体、企業が立ち会う本試験の前に事前面接や審査を行ってはいるものの漏れもあります。

自分の意思だけなのか、それともきちんと家族の同意を得ているのか。家族の同意を得ていないと、後々問題になります。仮にその人間が合格し、日本へ行った後、「家族が反対しているので日本に帰りたい」などと言いかねません。

中国人に関してはいくつになっても親の言うことを聞いてから行動をするので、両親の同意を得ていない者はどんなに成績が良くても不合格にしましょう。

面接では家族の同意を得ているのか…を繰り返し聞きます。
最初は「同意しています」と答えますが、そのうち「父親が反対していまして…」となったり、急に涙ぐむ者もいました。

 

2.いくら稼ぎたいのか?

希望の一月の手取り額が、実際とあまりにもかけ離れている場合は要注意です。深く聞きこみを行って下さい。時給830円なのに、手取り15万円は毎月欲しいなんて言うのは却下です。毎月残業、夜勤をたくさんすれば良いのでしょうけど、そうは行きませんよね。残業なしの賃金で手取りはいくらで、毎月貯金をしたらいくらになるのかをきちんとシミュレーションしていない。もしくは派遣機関が募集の時に、実際の額よりも高めに設定していたのかもしれません。

夜勤、残業時間などは保証できない。
ベースの賃金で実習に来れるのか。

この二点を確認しましょう。
よくいるのが、希望の手取り額こそ現実的なものの、3年間合計の希望貯金が膨大という候補者(汗)。

「500万円は持って帰りたいっ!」

と言われます(汗)。まあ、これは理想ですし、計算ミス、手取り額を1円も使わなかった場合…というケースが多いので、説明をすれば納得してくれます。

 

3.集団生活の経験

多くの中国人実習生たちは、中国国内で集団生活の経験があります。
学校に通っていた頃も4~10人部屋で暮らしていますし、就職してからも食事付きの宿舎に寝泊まりしているケースが殆んどです。ずっと親元で暮らしていて集団生活の経験が無いという人がいます。もし、受入企業さんが提供している宿舎がきっつきつだったら、このような人を採用するのは見合わせた方がよろしいでしょう。

最近は劣悪な宿舎は減ってはいます。
以前はコンテナみたいな掘っ立て小屋に6人ぶち込んだりしている悪徳企業があり、人権侵害も甚だしく、受け入れの資格すら無い、外国人技能実習生をどう思っているのか…というひどい企業がありました。今ではだいぶ少なくなっているはずです。

とは言え、日本で実習をする際は集団生活が余儀なくされます。
環境は中国よりも遥かに良いはずですが、最低でも2人以上と暮らします。私が監理している2LDKの部屋に2~4人暮らしが多いです。集団生活の経験があるのとないのとではやっぱり違いますよね。中国の若者たちは一人っ子が多いですが、唯一の救いは学生、就職してから集団生活を余儀なくされるという経験でしょうね。

 

4.料理を作れるか

これは結構大事ですよっ!中国人の男性は料理が上手い。家事もしっかりやるという評判ですが、最近の若い子で料理が苦手、料理を作ったことがないという子もいます。日本で節約生活をして行きますから、自炊は必至です。自炊できないと出費がかさみます。昼食はだいたい自分で弁当を作って食べています。作れないから会社のお弁当を買っている実習生もいますが、出費が多くなり貯金できません。

3人部屋で暮らしていても、料理を作るのはみんなばらばらです。自分の分は自分で作るのがほとんど。料理を作れない子を採用する場合は、実習に来る前に料理の腕を磨いておくように指導しましょう。

 

5.家族関係

家族関係は良好かをチェックします…。とは言え、問題があったとしても面接の場では問題なしと応えるはずです。採用者に関しては派遣機関が家庭訪問して、家族関係を徹底的に調査してくれますので、そこで家族内での不協和音をある程度知ることができます。

  • よくあるのが夫婦間の不和。関係が悪化し、離婚する寸前とか。
  • 自分の両親が命に関わる持病を抱えている。

既婚者で子供が小さい0~4歳くらいの場合、採用する側としては心配ですよね。こんな小さい子を残して外国で3年間できるのか・・・と。しかし、中国では子供の面倒は祖父母が見るのがほとんどです。両親が出稼ぎに出ていて祖父母やその他の親戚が面倒を見るなんてのはザラです。家族の仲が悪くなければ、採用しても構いません。万が一を心配されるかもしれませんが、人間ですから万が一なんて気にしていたら何もできません。

 

6.変な借金を背負っていないか?

面接の時に聞いてもまともに答えません。これも家族関係同様、合格者に対しては派遣機関に家庭調査をしてもらう際にチェックしてもらいます。
家のローン程度であれば良いのですが、悪徳高利貸しから金を借りているので何が何でも日本に行きたいというのは結構危険です。受入企業さんでの時給が高く、夜勤・残業が多ければ大きな問題にはならないかもしれませんが、手取り額が目減りすると揉め始めます。残業やらせろ、夜勤に回せと…。

この程度なら良いのですが、最悪の場合失踪しかねません。
そのため、あまりにガツガツし過ぎている。借金返済のために日本に行きたいですと公言する人は採用しないほうが無難です。

 

7.戸籍謄本や卒業証明書

これらも確認します…ていうかしていました。最近ではやっていません。
別にこれを確認したところでどうの・・・ということはないのですが、戸籍謄本については履歴書と符合しないことが随分あります。両親の名前が違っていたり、継母、継父であったり。ここから家族関係がわかります。やっぱり3年間日本で実習してもらうためには不確定要素を少しでも多く潰しておきたいところ。日本の就職面接でこんなことを聞いたらアウトだし…そのため最近は行っていません。

最終学歴のチェックはしておいた方が良いと思います。
中国では卒業証明書なんて簡単に作ってくれるところがありますが、それでもチェックしておきましょう。


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