技能実習生に除染をやらせていた建設業者が処分された

技能実習生受け入れにまつわる不祥事には事欠かないようですね。ニュースをちょっと検索するだけで様々な不祥事が飛び込んできます。

法務省、不適切実習で3社処分=原発の除染作業など

10/19(金) 8:10配信

時事通信
法務省は19日、ベトナムなどからの外国人技能実習生を計画にない東京電力福島第1原発事故の除染作業などに従事させたとして、福島、千葉両県の建設会社3社について、3年間の実習生受け入れ停止や注意喚起の措置を取ったと発表した。

内訳は福島県2社、千葉県1社。ベトナムの他インドネシアからの実習生計8人を「鉄筋施工」などを目的に迎えていた。

政府は外国人実習生に除染作業を行わせることを全面的に禁止する方針を示している。法務省は7月、実態調査に基づき盛岡市の1社を5年間の受け入れ停止とし、今回の3社についても不適切事案があったとして調査を継続していた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00000027-jij-pol

記事にもある通り、今年の夏にもベトナム人実習生を除染作業させたとして建築企業を受け入れ停止処分にしました。

それを知っておきながら同じことを繰り返す。愚かな連中です。

ベトナム人技能実習生に除染作業を超低賃金でやらせる非道
常識では考えられない、人を人とも思わない企業はいつまで経ってもなくなりません。 時事通信から。 参考: 今まで、低賃金、残業代未払いなどの話はたくさん聞いたことはありましたし、実際監理していても問題のある企業なんてのはいくつもあるものです。...

以降、外国人技能実習機構はHPにもデカデカと「除染、だめ、絶対!」と書いておりましたし、計画認定申請書類の「申請者の誓約書」にも「除染作業を絶対にしません」という文言が加わるようになりました。

この文言は建築業だけでなく、食品製造、プラスチック成形など除染作業とはほとんど無縁の職種で実習を行う企業においてもこの誓約書を提出しなければなりませんでした。書き直しや再提出を求められ面倒な思いをした覚えがあります。

そんな事例があり、メディアも相当叩いておりましたが、ここに来て福島、千葉県の建設会社が同じことをやらかしました。

技能実習法違反であることはわかりましたが、実習生を騙して除染作業をさせていたことは人道上大変な問題です。経営者は懲役刑が妥当ではないでしょうか。3年間の受け入れ停止なんて生ぬるい。永久停止です。それから、企業名、この企業に実習生を送り込んだと思われる派遣機関や監理団体の名前が載っておりません。

大企業が不正行為を行うと社名がどんと載りますが、中小であると企業名が載ったり載らなかったり。企業名が公開されるのに比べて、組合が公開されるパターンは少なくありませんか?派遣機関名なんてまず発表されません。

建設会社3社についてなんで名前を公表しないのでしょうか…?凶悪犯罪を犯しても通名報道されたり、国籍や名前を公表されないお国の人たちがおりますが…。まさかその手の会社じゃないよね?

悪事を働いた団体に関してはきちんと晒すようにしていただきたい。報道しない自由を行使するんじゃない。

建設業は未払い賃金、暴力などの人権侵害、低賃金、失踪の多さなどからブラック職種であり、早々にこの職種は廃止すべきです。

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