全ての職種が3号に移行できるわけではない

計画認定申請書類を提出して、許可をもらうまでの時間が非常に短くなりました。
初回の認定に関しては3,4ヶ月かかった企業もありましたが、2回目以降の計画認定申請ですと提出書類も減り、なおかつ許可までの時間が短くなりました。

3週間~4週間。早い場合ですと2週間で降りたこともあります。

しかも地方事務所によってスピードが全く違い、外国人労働者がひしめき合っている中部地区ではやたらと早いですね。すぐに受理票が来て、すぐに許可がおります。東京周辺ですと1ヶ月はかかるのですが…。

すべての職種が3号に移行できるわけではないっ!

これは私の不勉強なので笑ってほしいのですが。新制度になったらすべての職種が3号に移行できると思いこんでおりました^^;下記のURLにある通り、マーカーのある職種は現在3号への移行は不可能です。

というわけで、外国人技能実習機構にどうして3号に移行できないか電話して聞いてみました。

  • 技能実習3号2年目に受験する「上級試験」が設定されていない。
  • 上級試験という最終目標がないため3号の計画が立てられない。
  • 職種に係る協会が上級試験を設定し、これを元に技能実習計画を作成し、法務省から許可をもらう。これにより3号技能実習が可能になる。

3号として戻って来れないのであれば、2号2年目の専門級試験を受験する意味がなくない?
いえ、そんなことはありません。近々できそうだとのことでした。
3号が整備されて戻って来れる状況になった時、専門級試験合格者であれば戻ってこれますしね。

居室のスペースは一人4.5平方メートル

これをきちんと守っていない企業が多いっ!
旧制度では寝室、厨房等全面積÷人数で3畳(4.5平方メートル)あればよかったのですが、現行制度では面積を算出する際、居室以外のスペースを含めてはならず、押入れ等のスペースを除いて3畳ないといけません。

外国人技能実習生の部屋割りについて 個室が一番!
10月13日、五反田で開かれた介護技能実習生受け入れに関するセミナーに参加してきました。何百人参加したのでしょうか。相当数の方が見えておられました。参加者は監理団体よりも、介護施設の方が多かったです。 私達の組合ではおそらく受け入れ不可でし...

というわけで、企業さんには無理を言って部屋替えを行ってもらいました。
と言っても私の担当している企業では2社だけでしたが。そもそも、2DKの部屋に4人暮らしではプライベートが確保されておらず、ストレスが溜まりがちです。China人などは母国で6~10人のタコ部屋ぐらしに慣れているとはいえ、日常的に喧嘩をしており、殴り合いの喧嘩をした程度では警察沙汰にもならず、日本とは全く違う社会です。

それと比べれば2DKで4名は極楽かもしれません。しかし、最近の実習生はプライベートを重視しますし、海外でのストレスもあるため「個室」を提供するように企業に働きかけています。その甲斐があってか、理解ある企業さんも増え2DKに二人暮らしが増えてきました。喧嘩のリスクが大幅に減り、ここ2年は喧嘩騒ぎを聞いておりません。

いくらスペースの基準を満たしているとはいえ、実習生を2DKの部屋に4人以上叩き込んで良いという考えはあまりよろしくないと思います。自分が住めるのかと考えてから部屋を割り振るようにしたいですね。

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