連帯責任で一網打尽!騒音公害を撒き散らすベトナム人は本国へ!

ベトナム人技能実習生を受け入れている企業を担当して、2ヶ月が過ぎた頃でしたかね…。3人まとめて強制帰国させました。



近所から猛抗議!

前任者+ベトナム人通訳の2名で監理しておりましたが、日本人職員が退職したため私が担当することになりました。前々から実習生達が部屋で騒いで困っている。話し声が大きいし、部屋の壁も薄い。近所からクレームが来ていると聞いておりました。

20名もいるから強気なのでしょうね。何度注意しても生活態度を改めておらず、企業も何故か及び腰できちんと指導をしません。担当して初回の巡回時に、技能実習生が住んでいるアパートを確認しました。

彼らは中国人と違って共有部分も自分の部屋もきれいにしており、ここだけは感心しました。中国人ですと部屋はとっ散らかっているし、台所は油まみれ。トイレはナントカまみれになっているし、トイレ以外の部屋も異臭が漂っているのが当たり前という状況でした。

彼らの服装はこざっぱりとしており、嫌な民族臭などは一切ありませんでした。物腰も柔らかく、表立って企業や監理団体の人間に対して突っかかってくる雰囲気は全くありませんでした。中国人相手ですと私も中国語でやり取りをするため、非常に疲れます。通訳というクッションがなく、彼らの言語能力と比べて遥かに劣る中国で応酬しなければならないので、精神的なプレッシャーがあります。

しかし、ベトナム人通訳を通じて話をすると非常にラクです。
このプレッシャーがあるのとないのとでは、巡回の疲労度が全く違いますね。

さて、クレームあった部屋に行ってきました。
3人全員揃っていたので、うるさくしていたのは誰か?日本の壁は薄いし、近所への配慮をしなければならない…など一般的な注意事項を一通り行いました。

ところが、この部屋の住人たちは他の部屋と比べて態度が悪く、人の話を真面目に聞かずにスマホをいじる。話を遮って言い訳ばかりする。今まで散々騒いできたのだから、今回が最終警告になる。もし、今後同じような事をした場合には帰国してもらうと、厳しく言い伝えました。更に誓約書にもサインをさせて、こちらの処分に従うと約束させました。

「仕事なんてしたくない。早く帰りたい」
「今まで騒いだけれども、こんなに怒られたことはなかった。ストレス発散できないなら帰ったほうがマシ」

実習生の担当者によると、ずいぶんと実習意欲も喪失しているようです。

私の悪い癖かもしれませんが、中国人技能実習生相手の場合、舐められた終わりです。強いところを見せておかないと必ず馬鹿にしてきますし、過剰な要求をしてくることがあります。特に、前任者からバトンタッチをした場合は、「前任者は〇〇しても良いと言った」「前任者からそんな話を聞いていない」とと、ドサクサに紛れて理不尽な要求をしてくることがよくありました。

ベトナム人たちまでこのように性悪であると思いたくないのですが、彼らの様子を見ると厳しい態度で臨まざるをえません。


ご帰国いただく

2週間後に、またしてもアパートの住民からクレームが入り、その翌日にアパートの管理会社からも連絡が入りました。聞けば、酒をくらい、女性を何人もつれ込み、カラオケ大会をしていたとのこと。

翌日すぐにすっ飛んでいって確認したところ、大量の酒瓶、缶がビニール袋に入っていただけでなく、実習生の部屋に行ったら見知らぬ女性がベッドで寝ていました。この日はカンカンに怒りましたが、私の中で此奴等を全員帰国させる腹は決まりました。

三日後、企業と派遣機関と話を決めて強制帰国させました。
この時は私と通訳、企業担当者1名、派遣機関の人間が二人やってきました。流石に3人ですからね。私はベトナム語は一切わかりませんし、ベトナム人通訳一人ではしんどいので、ベトナム人駐在員が二人来てくれたのは心強かったです。

残りの在留期間が3ヶ月程度しかありませんでしたので、抵抗こそあったもののなんとか空港へ連れて行って日本から叩き出しました。なんて騒いでいるかはわからなかったです。ベトナム人が通訳してくれましたけど、まあ、こういう時に口にするセリフってだいたい同じですよね。

  • 保証金がどーしたこーした。
  • 飛行機代はどうしてくれるんだ。
  • 一番騒いでいたのはAだ!俺は騒いでいない!
  • Aは、俺はその時部屋にいなかったなんて言っていました。

たぶん全員騒いでいたのでしょう。連帯責任です。
満期間近、実習のやる気もない、自分たちのやらかしたことがルール違反どストライクという認識もあったのでしょう。思ったほどの長丁場にはなりませんでした。企業さんも協力的で解雇手当もありましたし。

もちろん、安全検査に入る前に空港警備会社に連絡して、彼ら3名を出国審査場までエスコートしていただき、二度と来日できないよう在留カードに穴を開けてもらいました。

とにかく舐められないようにしましょう。担当者が変わった時が、彼らが付け入ってくるチャンスとならないよう、初っ端は強めにあたった方が後々のためです。


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