外国人実習生受け入れを赤裸々にっ!

外国人技能実習生の受入れで起こったトラブル、選抜方法、失踪、どんな監理をすればよいのか…すべて書きますっ!

企業への巡回・監査 実習生の選抜

技能実習生の残業時間を確保しなければ募集困難…でも、36協定特別条項越えの残業にも注意!

最近は中国の物価が上昇し、労働者の賃金も上がっていますし、更に円安も加わりトリプルパンチで実習生の募集が以前のように上手く行きません。しかも、中国人民元が国際通貨となってしまい…中国の勢いは大したものですね。今のところは。

何よりも痛いのが円安です。
最低賃金でも円高だったのでちょっと前まではそれほど人集めに苦労しませんでした。これをカバーするには受入れ企業にお願いして、実習生の給与を上げてもらうか、残業を増やしてもらうかのどちらかです。

技能実習生制度の趣旨は建前であり、多くの企業にとって安価で製造ラインを安定させるために実習生を受け入れているのが実情。賃金そのものをアップさせるのはそう簡単ではありません。

そうなると残業をお願いするか、家賃・光熱費などの固定費を低くしてもらうか…のどちらかです。家賃がすでに安い場合は交渉できませんが、残業なら交渉できます。

職種、企業の経営状態、他の日本人職員との絡みもあり、実習生だけ残業させるのも難しい…。それはわかります。

しかし、現状、中国人実習生を雇用するにあたって、手取り13~14万円/月稼げないと募集しても集まりませんし、配属後も不平が噴出します。
合格者に対する入国前の説明会で、「残業は企業の経営状態に多い時も少ない時もある。残業は指示されたら行い、指示なく勝手に居残ってはならない」等説明しています。雇用契約書の中身は通常の労働時間のみで、「月平均残業は30時間ありますよ~」なんて事は書いてありません。

その旨、実習生に了承してもらい入国していますが、さすがに手取り額が11万円を切ると私も企業に「実習生の残業を増やすようお願いする」ほかありません。賃金が低いと失踪の可能性も高まります。

外国人技能実習生の失踪は突然にっ!予兆なんてあるのかよっ!?

実習生が失踪した後の対応 逃げられたら淡々と処理

 

工場ホワイト。だけど、総務系がどブラックな受入れ企業

私の担当している企業さんで、オフィスワークがブラック系で多くの社員が夜12時退社。うつ病になる人も多く、離職率も高いという…絵に描いたようなブラックぶり。残業代もほとんど支払われず、何度か労基から是正勧告を求められ、そのたびに改善報告書を提出していましたが・・・やっぱり繰り返すんですよね。

「是正勧告を受けた」

と、企業担当者さんから言われる度に「じ…実習生は!?」と質問していました。工場とは関係ないし、実習生に対する指導はありませんでしたが、念のため入管へ確認。労基から是正勧告を受け、その勧告が実習生に対しても行われた場合は速やかに入管へ報告しなければなりません。ただ、実習生と関係なければ報告の義務はありません。

怖いので念のため確認したら、

「それなら大丈夫ですよ」

とのこと…。

でも…企業担当者始め総務系の心身はボロボロです!

そんなヒヤヒヤした思いをしながらも、どうにか受入れは続けることができ・・・ブラックの元凶である経営陣たちが退いたので、この企業さんは新たな改革を。

「残業をなくそう運動!」

工場自体はそれほど残業がないんだから、まずは事務所の人達から開始だろうと思っていたら…。

「まずは工場の無駄をなくします!」

え~・・・・。実習生の残業時間が激減。
私は何度も説得。中国人実習生を雇うのなら12万円はないと不平が出る。失踪の可能性も高い。今後募集をするにしても、この金額では集まらない。中国社会の現状などをとうとうと説明。

それでも首を縦に振ってくれませんでした。

更に食い下がりました。

  • 1日1時間で良いから残業を。
  • それが駄目なら、休日出勤を月に2回させてほしい。

時給800円なら休日割増で時給1000円です。8000円×2日で16000円。手取りが10万円を切っている状態ですから、11万円ほどになればかなり助かるはずです。

「じゃあ、どんな残業をやらせるんだ…やることないよ」

掃除、後片付け等です。

口実をもうけて実習生に残業をさせて下さいとお願いしました。

確かに監理団体として受入企業に実習生の残業を増やすようお願いするのはおかしなことです。残業が多すぎれば「残業させないように」と指導はするのに。

ただ、中国の現状と手取り賃金が低くなってしまったらどんな悲劇が起こるのかを考えると…とにかく実習生の賃金を上げてもらうか、残業を増やしてもらうしかないんですよね。

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その逆が36協定の特別条項をオーバーした残業です。

42時間以上特別条項に定めた時間以内の残業を、年6回までなら可能です。また、特別条項は企業さんによって異なります。大体が60~80時間以内/月ですが、中には100時間って企業もありました。

私は労基の人間でもありませんし、社労士でもありません。ただ、今までの仕事での経験上、60時間で特別条項を結んでいる企業さんの実習生または日本人職員が、60~70時間の残業を2,3回やった程度では、労基がすっ飛んでくることは少ないです。ただ、100時間の特別条項を結んでいて、100時間を1時間でもオーバーすると、カタパルトに乗って労基が突っ込んでくるパターンが多いですね…。あくまでも私個人の経験です。参考にはされませんように!また、60時間であろうとなんだろうと、特別条項で決められた範囲をキチッと守って残業してください。

100時間オーバーは過労死レベルですし、ある企業さんでは101時間残業しただけで厳しく労基署から指導を受けていました…。実習生じゃなくて良かったですが…実習生も90時間台。年6回超えていませんし、100時間以内におさまってはいるものの…時間数を見るとゾッとしますね。

 

残業は多すぎても少なすぎても実習生にとってデメリットがあります。
程々の残業をさせていただくと、監理団体としては非常に安心できるんですけどね…^^;

実習生とのトラブル回避術!外国人技能実習生と採用時に実習生活での約束事を決めておけ!




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