ベトナム人技能実習生と中国人技能実習生が場外乱闘!多勢に無勢

またしても喧嘩案件。過去の出来事を思い出しながら記事を書いています。最近の出来事をかきたいのですが、お客様から「あ?これうちじゃねえの?」と、思われてしまうので、ほとぼりが冷めるまで寝かせておきます。で、今回もちょい前のお話です。ありがちでしょうけどね。前にも

ベトナム人技能実習生4名が造反

うちの組合は中国人技能実習生を受入れていたのですが、企業がベトナム人技能実習生を受入れていく、とのことでしたので、中国人技能実習生の後輩がベトナム人ということになりました。ベトナム人技能実習生は他組合です。

中国人は日本語も上手で仕事もある程度任せられています。ベトナム人が中国人の指示を受けて仕事をすることが多かったのです。中国人にとっては、仕事が半人前以下なのに、どうして給与が同じなんだ?という不満も上がってきました。でも、後輩が中国人の時はそんなこと一言も言わないでしょ?

人種間の問題でしょうね。更に言語が通じないために起こる疑心暗鬼。ベトナム人の教育係を引き受けた中国人ひとりに対してベトナム人は4人。このパワーバランスはイカンでしょう。日本人職員は基本的に中国人の味方です。なんだかんだと問題はありましたが、仕事はきちっとしてくれているし、駄目な子もいたし、日本語をろくすっぽ覚えてくれない輩も居たけれども、日本語がそこそこ出来て人の良い奴もいたので印象はそれ程悪くありません。

方やベトナム人技能実習生は、やる気が感じられず、急ぎの仕事もあまり引き受けてくれない。実習を始めて間もない有給休暇がない時期に、体調不良でもないのに平気で休む。

そりゃあ中国人びいきになりますわな。

指導係の中国人も頭に来ていて、きつい命令口調になったり、本人の前で中国語で悪態をついてしまったようです。

多勢に無勢

そんな日々が続いており、ベトナム人技能実習生3名が指導係の中国人技能実習生1名を呼び出し。

ベトナム人技能実習生から日本語で色々言われたようで、頭に来て反論をしたところ、相手は全くわかりません。ベトナム人技能実習生の言っていることはわかるけれども、こちらの日本語はベトナム人に理解してもらえない。言ったもの勝ち状態になり、ベトナム人は中国人の言うことを聞かず同じことを何度も言いたい放題。

取り囲まれている中国人にとっては怖いに決まっています。一歩踏み込んできたベトナム人の肩を両腕で押し返したそうです。それを見たベトナム人たちが激昂。掴みかかっての取っ組み合いになり、どちらか手を出したかわからないまま殴り合いに発展。

就業後、工場の外で起こったとは言え会社の敷地内です。中国人は多勢に無勢と振り切って逃げ、職場の人間に助けを求めた時に事件が発覚しました。

  • どっちが手を出したのか?
  • 原因は何か?
  • どっちが悪いのか?

あえて書く必要はないでしょう。
喧嘩両成敗で済ませたかったのですが、やはり中国人に同情が集まりました。結果は…双方とも中途帰国者は無し。その中国人を指導係から外し、ベトナム人技能実習生については、謹慎処分。もちろん欠勤扱い。謹慎が解けてからは2ヶ月の残業停止です。

お金を稼ぎに来た彼らにとっては致命的でしょう。でも、残業を嫌がる人も中にはいたそうですから、ダメージはどうなんでしょう?とは言え、今風に言うと経済制裁です^^;痛いに決まっています。

私だったら、もっと別の処罰をするように話していましたが…他組合は企業の提案を丸々受けていました。失踪の恐れもあるのに・・・そんなこともわからないのかな?処罰は色々あると思うんですよ。

謹慎は良いと思いますが、残業停止2ヶ月は痛手です。

  1. 謹慎処分。
  2. 掃除当番。
  3. 鬼のような膨大な量の日本語の宿題を課す。
  4. イエロカードを与える(もし次に些細な問題を起こしたら即帰国)

で、良いかなと。

ケンカは怖いですね。人間ですからどうしようもない部分があります。対策を練るのも一苦労です。

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