日本人よりも受検料が高い技能試験と外部講習の通訳料が高すぎる件

新制度へ移行してからは、技能実習の3年目に随時3級の専門級試験が強制受検となります。職能での受検であれば基礎2級と随時3級試験の料金差はほとんどないのですが、特殊な職種については、日本人受検者よりも数倍高い場合があるそうです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00010018-nishinpc-soci

お金さえ出せば合格できる形式的な試験。これはおそらく基礎2級クラスだと思います。もし、随時3級レベルだったら、お金さえ詰めば合格が保証される…のであれば、むしろ嬉しいくらい^^

確かに、惣菜の初級テストに関しては形式的すぎるし、試験官たちが実習生に親切すぎるし、甘々の判定でした。とにかく受からせればよいという態度がありありと見えました。

費用の問題よりも、随時3級の実技試験を合格しないと優良団体になれない。このルールは、検定試験と実際の現場での作業に乖離がある場合、致命的です。乖離があると言っても、企業が悪いことをしているわけではありませんよ。

 

某大手教習所の通訳料50,000円/人

技能試験ではないのですが、クレーンの玉掛作業の外部講習について不満があります。機械関係の受け入れ先では、クレーン作業があり、それに付帯して玉掛作業の講習修了証を取得しなければなりません。重量が1トン未満であれば、社内の特別教育で十分です。5トン未満であれば、教習所にて講習しなければなりません。

日本語が不自由な外国人が受講する場合と、日本人では明らかに講習費が違います。外国人の方が高いです。通訳の時間が取られるため、実技講習、座学講習含めて3~4日間必要です。日数を要する、手間がかかるので費用の違いは理解できます。

しかし、通訳料50,000円/人ってのは納得できません。先日、10人の技能実習生が玉掛講習を受講した際、通訳料だけで500,000円取られました。これって完全にボッタクリじゃないですか!?もちろん戦いましたけどね…殿様商売なので強いこと強いこと。

「ご納得出来ないようであれば…他を当たっていただくしか他はありませんな♪」

ぐっ…。

何も言い返せないんですよ。だってこの教習所の某支店でしか外国人技能実習生の玉掛講習を受講させてくれないんです。支店は全国にいくつもあるのですが、外国人通訳がいる支店は1,2箇所のみ。もう1箇所は西日本なのであまりにも遠すぎます。

通訳が必要なら、こちらで準備すると伝えましたが、専門知識があって日本語能力が高い人でないとダメだと言われました。うちの組合の外国人スタッフの日本語レベルは非常に高いです。しかし、クレーンや玉掛の専門知識はこれっぽっちもないので対象外です。

通訳と言ったって、3人の前で話すのも20人の前で話すのも1回きりなんですから、一人あたり50000円も支払わせることはないと思うんですよ。1人と10人を同額にしろとは言いませんが、50000円と500000円では大違いです。結局奴らの条件を呑まなければならない羽目に。

彼らの支店でなく、他の教習所と連絡を取りましたが、外国語(通訳ありも含む)の講義は行っていないとのことでした。

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