外国人実習生受け入れを赤裸々にっ!

外国人技能実習生の受入れで起こったトラブル、選抜方法、失踪、どんな監理をすればよいのか…すべて書きますっ!

派遣機関の問題

派遣機関の選定は慎重に。どんな派遣機関がおすすめですか?

「良い実習生を良い企業に受け入れてもらいたい」

腐っても監理団体なら、少なくともこの程度の思いを持って仕事をしているはずです。
派遣機関からマージンをもらっている監理団体の腐れ職員だったら、そんなことより高い紹介料をくれる派遣機関を重宝していると思います。

先日、実習生が技能移行試験を受験した時、他組合のスタッフさんが来ていたので雑談していました。中国大連から受け入れているようで、実習に対するモチベーションが低い、仕事を覚えない、日本語を覚えない。失踪したなど愚痴をこぼしていました。

聞けば大連の周辺部とのことなので、大連市中心部と比べたらまだ物価は安いでしょうけど、それでも山東省内陸部、河南省、陝西省と比べたらずっと高いです。

脂ギッシュなお方で、肩書は理事。腹黒さが顔全体に出ている佇まいでございました。愚痴話を聞いていても全然大変とは思いませんでしたよ。だって…今時大連ですよ!?中国の物価高、賃金の高騰。中国の沿海地区では随分前から内陸部をぶっちぎって、賃金や物価の差が広がっています。仮に大連の実習生が日本に来て手取り15万円をもらったとしても、円安も手伝って大した儲けにはなりません。

  • 物価高
  • 賃金の上昇
  • 円安

この3つが現在ネックになって中国での人材募集が難しくなっています。
私は大連などの沿海部で募集はしません。もっと平均賃金が低い地域から派遣してもらっています。『中国統計年鑑』には各省の平均賃金が産業別で書かれているので、興味のある人は参照して下さい。

そんな厳しい状況であえて大連から呼ぶなんて、怪しいマージン臭がしますなあ…。

技能実習生ブローカーの脅威 企業、監理団体で不正行為が発覚しても彼らは痛くも痒くもない!

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さて、本題に入りましょう。

「良い人材を良い企業に」

とは言え、企業も実習生もお互いに人間ですし、能力に差があり、これは当たり前のようで実は実現させるのは簡単ではありませんよね。

技能実習生を受け入れている企業さんで、実習生のポテンシャルに丸々頼っていると、ちょっと物覚えの悪い人(標準的な人)が配属されると「すぐに実習生が悪い」と始まります。現場での指導体制、管理体制ができていない企業がよく言うセリフです。

また、監理団体にとっても扱いにくい実習生は嫌なものです。

などなど。
実習生が悪いから、企業が悪いから、監理団体の管理が甘いから…と言われがちです。
しかし、送り出し機関が悪い場合もあるので、「素行不良、実務経験が無い、日本語能力が低い(努力しない)人ばかりがなぜ集まるのか」をよく検討する必要があります。

  1. 保証金まがいのお金を実習生から徴収していないか
  2. 中国国内の日本語教育の学費が異常に高い
  3. 中国国内の日本語教育施設のレベルが低い。教師のレベルが低い
  4. そもそも派遣機関のレベルが低い。人材を募集できない、派遣機関の職員のレベルが低い等。
  5. 渡航チケットが実習生負担になっていないか
  6. 派遣機関への管理費が安すぎないか

派遣機関の実入りが少なかったり、派遣機関から企業または監理団体、はたまたブローカーにマージンが渡っている状況ではろくな人材は集まりません。彼らのモチベーションがあがりませんし、実習生への教育なんて真剣にやってくれません。

不正なお金の流れがない場合でも、3.4.の場合は他の派遣機関に変えた方が良さそうです。

実習生ではありませんが、ロシア、ウクライナ、ベラルーシからパツキンの若い花嫁を仲介してもらう生業があります。

  • 日本に来たけど女が失踪した。
  • カネ目当てで結婚しただけ。
  • 日本国籍が欲しいがために結婚した。
  • 言葉が通じない。日本語を勉強してくれない。

などなど、お金持ちな中高年日本人男性がロシアなどの白人女性との結婚に失敗した時、「ひどい女だ」「もっと良い女を紹介しろ」と女性を責めたり、結婚前のロシア人女性の事前調査をしっかり行っても、ロシアや日本の仲介業者が真っ当であることをチェックする人は少ないと聞いております。ロシア人女性との結婚を夢見て、現実に打ちのめされた話

つまり、良い派遣期間の条件としては、

  1. 日本に駐在員がいる
  2. 実習生候補者を多く集められる機関であるか
  3. 日本語教育がしっかりしている。日本での生活を意識した宿舎になっているか
  4. 実習生から様々な費用を取り過ぎていない
  5. 日本の入管法で処罰されたことがない
  6. 日本語レベルの高いスタッフがいる
  7. 日本式のビジネスを心得たスタッフがいる
  8. 日本で留学または仕事経験のあるスタッフがいる。
  9. 本試験(企業、監理団体)の前に、候補者たちに対して事前のテスト、調査を行っているか
  10. 家庭訪問等を行っているか
  11. 入国申請関連の書類をきちんと作成できるか
  12. 派遣機関の人間とコネのある人間をやたらと推薦してこない
  13. 日本で緊急事態が発生した時に対応してくれる
  14. 長年の顧客(監理団体、企業)を大切にしてくれる

普段仕事をしていて感じる良い派遣機関の条件を上げてみました。
すべて大事で当たり前のことです。個人的に中でも重要なのが最後の14.だと思います。

なぜなら、中国の企業って派遣機関にかかわらず、長い付き合いのある顧客と慣れ合いになってしまうと、きちんと約束を守らなかったり、「得意様で付き合いも長いから」と言っていい加減な対応をしがちです。日本だと逆ですよね。長い付き合いの顧客だからこそ良いサービスを提供して、末永く付き合っていきたいと思うもの。ですが、中国ってこの辺客に甘えてくるので注意が必要です。

派遣機関を選ぶのであればよほど実績のあるところ、信頼できる人からの紹介が安心でしょう。しかし、安心=安全ではありませんし、信頼できると思っても必ず自分の目で現地の派遣機関や教育施設を視察しておくことをおすすめします。

良い派遣機関であれば長期にわたって付き合うことも可能ですし、余分な手間も省けますよね。監理団体の規模や全体の受入人数にもよりますが、3~5社くらいとお付き合いできれば良いですね。

実習生や企業担当者、監理団体の担当者だけに矛先を向けるのではなく、視点を変えて問題点を探ることが大切です。



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