新制度に向けて様々な書類を準備している方、すでに提出済で、これから追加資料を作成している方もいらっしゃるでしょう。監理団体の業務に関する規程の添付資料で、監理費一覧表を添付するよう指摘されました。当初、監理費や諸経費が書いてある見積書をベースにしたものを提出しました。しかし、これが却下。新制度の運用要領の206ページを参照に書いてくれと言われました。
よく読んだけれど、具体的にどんな書類を作ればわかりません。
ポイントとしては職業紹介費、監理費、講習費、巡回指導費の4つです。
わからないので直接機構へ電話いたしました。
質問してみたら相手も困ってしまい、挙句の果てに出てきた回答が、
「昨日7月3日に、現行制度で使用しているJITCO書式の『監理費徴収明示書』っていうのが、機構内で配られましてね。これを参考に作れば多分大丈夫じゃないかなあ~」
いい加減が良い加減!
面白い回答で笑ってしまいました。機構さんもわからんのですよ。だったら私になんてわかるわけがありません。人件費や交通費などを「一年の経費÷実習生の数」の数式で算出する書類です。よくわからんので、片道の交通費が7000円程度の距離にある企業さんの資料を元に作成しました。
審査官来襲!
3名やってきました。訪問予定日の5日前に連絡があり、準備期間は1週間もありません。ちょっときついですよね。電話であらかじめ調査内容と準備する書類を言われますが、流石にビビります^^
- 申請書の一式(コピーした分)
- 出勤簿及びダイムカード
・常勤理事の出勤簿及びタイムカード
・技能実習生に係るすべての職員の出勤簿及びタイムカード - 監査体制、どのような監査をされてきたのか、書類で説明すること。
- 技能実習生の書類の保管状況
1,2,はともかく、3,4,はちょっと考えました。結果、3,は入国管理局に提出している監査報告書で結構です。4,は組合の事務所においてある、技能実習生に関する個人情報の保管状況です。PCに入っている情報はそのままで良いのですが、入管へ提出している申請書類を鍵がかかった棚に入れてあるかをチェックします。
機構3名VS組合職員3名
実際に聞かれたことは、
- 3ヶ月に一度の監査の際、何人で訪問しているか。役員と一緒に行っているのか。
- 外国人技能実習生と一人ひとり面談しているか。
- 組合職員のタイムカード、出張が多い中どうやって管理しているか。
- 実習生からの緊急連絡とはどんな内容が多いか。
- 実習生関係のトラブルとはどんなものがあるか。
- 組合には実際に通訳がいるのか。
- 企業訪問をする時は、どんな交通手段を使っているのか。
- 失踪者の数と失踪の理由。
- 受入れ企業の数、地域、実習生の数、年齢、男女別などの構成
- 日本の日本語講習施設に関して
- 実習生の宿舎(自社持ちなのか、借りているのか)
- 実習生の労災の内容
- 実習生からの緊急相談対応の説明、失踪と途中帰国の原因を把握しているのか、 またそれに対する考え方と対処法
私が回答したのはこの内容です。私が回答しているさなか、事務局長も回答に答えていましたが、はっきり言ってうちの事務局長が応えられるような内容ですから、大したことのない質問だったのでしょう。
意外とあっさり終わってしまい、ぬるい質問ばかりでした。
通訳に関しては、組合に在籍している中国人、ベトナム人職員と名刺交換をしました。失踪の理由やトラブルの詳細については、このブログで書かれているような内容ですね。まあ、相当ソフトな内容にして説明しましたけど。
調査は主に申請通りの役職員がいるかどうか、事務所として機能しているかどうかの確認です。そのため、役員が常勤であることが確認できる書類が必要です。社会保険に加入していることが証明されるものがあると良いです。